私たちフタダは、美濃焼の産地に根ざし、先進的な技術と高い生産性を誇る「陶磁器」の製造に取り組んでいます。
当社は1976年、肥田町の2つの地区から集まったメンバーにより「双つの田」を意味する協業組合双田窯として創業しました。そして、2016年に「株式会社フタダ」へと組織変更を行い、新たなスタートを切り、現在まで歩んできました。
かつてはギフト需要や100円均一市場など、大量生産・大量消費の時代を支えてきた当社ですが、消費者のニーズが多品種少量生産へと移り変わる中、大きな変革を余儀なくされました。その結果、大量生産向けの生産ラインを少量多品種対応に改良。現在では、朝から晩まで同じものを作り続けるということはほとんどありません。
多様化するニーズにお答えするため、当社が取り扱う釉薬の種類は200以上、器の種類も200を超えます。こうした柔軟な対応と高い品質が評価され、お客様から信頼をいただいています。
また、私たちは「フタダ」として、美濃焼の魅力をSNSやポップアップイベントなどを通じて発信する取り組みを行っております。これからはデジタルとリアルの両面から「フタダ」ブランドの確立と国内外での認知度向上に注力してまいります。
メーカーとして効率的で高品質な生産体制を強化しつつ、和食器の伝統を守りながら、新しい挑戦に挑み続けます。時代のニーズに応える製品を生み出すことで、美濃焼の魅力を未来へとつなぎ、生活文化そのものを創造し続ける企業でありたいと考えています。
代表取締役社長 小林 龍彦