自由に意見を言える
風通しの良い環境も魅力
フタダを知ったきっかけ、入社を決めた理由を教えてください
仕事を探していた時、たまたま知り合いから「フタダはどう?」と誘われたのがきっかけです。特に前から焼き物に興味があったわけではありませんでした。入社後の1カ月間は研修を受け、窯起こし機械の操作方法や、窯に器を入れる際に使う匣鉢の取り扱いを学びました。
どんな仕事をしていますか?

現在、第三係で絵付け済みの器への施釉、窯詰め、本焼成、そして検品までを担当しています。焼き物は温度や湿度の影響を大きく受けるため、窯の温度管理や焼き方については、今でも日々勉強が必要です。焼成の結果は焼いてみるまで分からない難しさがあり、その分、リーダーとして自分の判断が出荷率や製品の品質に直結する責任の重さを感じています。それでも、お店で自分が携わった器を見ると、大きなやりがいを感じますね。
仕事をするとき心がけていることは?
私が常に意識しているのは「売上と品質の向上」です。製品を依頼通りに仕上げるのはもちろん、例えば、焼成前の製品に鉄粉が少しでも付くと、それだけでB品扱いとなり廃棄されてしまいます。そのため品質を維持しつつロスを減らし、少しでも多く販売できる製品を作ることに力を注いでいます。
スタッフとのコミュニケーションも重要です。年齢や国籍がさまざまなメンバーが働いているので、積極的に声を掛け、誰もが働きやすい環境をつくることを心がけています。

フタダのいいところを教えてください
フタダの良いところは、他社ができない案件にもお客様の要望に応えようと全力で取り組むところです。役職に関係なく誰もが自由に意見を言える風通しの良い環境も魅力です。窯の近くでの作業は暑さや体力的な大変さもありますが、その分、頑張った成果がしっかり自分に返ってきます。会社全体の雰囲気も良く、初めての人でも働きやすい職場だと思いますよ。
お気に入りの一枚
最近では、ヘリンボーン柄のデザインに取り組みました。どちらかというと釉薬の風合いを生かしたシンプルな仕上がりのものが個人的に好きです。この仕事を始めてからは、飲食店に行くとつい器の裏側にある銘を確認してしまうようになりました。
